シアターアーツ 1999-I
  特集 世紀末のリアリズム

ISBN

4-89380-214-3
978-4-89380-214-9

AICT日本センター

定価

1,600円
[特集]世紀末のリアリズム 七字英輔・責任編集
[特別エッセイ]文学的戯曲の復活と20世紀末=山崎正和
[座談会]
演劇のリアリズムをめぐって
大笹吉雄+扇田昭彦+みなもとごろう+里見宗律+七字英輔(司会)
[アンケート]
リアリズムの「演劇」とは?=演劇評論家(AICT会員)に聞く

日本のリアリズム演劇=井上理恵
アメリカ演劇とリアリズム ナチュラリズムを越えてニューリアリズム サブリミナル演劇=斎藤偕子
ドイツ演劇の脱中心性・多元性─O・ブコヴスキーの劇作にも触れて=越部暹
[インタビュー]
鐘下辰男に聞く 現代にリアリズムは成立するか 聞き手・構成=野中広樹
アリエル・ドーフマン もうひとつの"何もない空間" 聞き手・構成=みなもとごろう

[アジアのシェイクスピア]1インド
インドにおけるシェイクスピア その受容の歴史=ハリシュ・トリヴェディ 訳=南隆太
『真夏の夜の夢』、上演研究、ポストコロニアリズム=ショロミシュタ・パンジャ 訳=大谷伴子
[Theatre Arts in The WORLD]
イタリア ミラノでゴルドーニ ローマでピランデッロ=鈴木国男
中国 任鳴と林兆華の『ゴドー』=瀬戸宏
香港 『黒騎士』の魔術的アートに耳目、踊り狂う。 香港アーツフェスティバル=桂真菜
イギリス・ロンドン ゆるやかな地殻変動=松岡和子
キューバ 冬の時代を迎えて=田之倉稔
[劇評]
もっと仕掛を チェホフの演劇による歴史と現在の自明性の再審のために=菅孝行
野田秀樹の変革の意志 MODA MAP『ローリング・ストーン』=内田洋一
虚構としてのユートピア 岩松了『虹を渡る女』=今村忠純
二つの『夏休み』 OMSプロデュース『夏休み』/アイホール演劇ファクトリー第1期生解体公演『二千一夜の夏休み』=九鬼葉子
[現代舞踊レポート]
存在の実感を求めて ドイツ・コンテンポラリー・ダンスの現在立木あき子

[小特集]【回顧】金杉忠男の舞台
金杉忠男の仕事=森秀男
『説教強盗玉の井余譚』=扇田昭彦
『四ツ木橋自転車隊川端原っぱ物語』=森秀男
『竹取物語本田小学校編』=天野道映
『花の寺』=衛紀生
『胸さわぎの放課後』=天野道映
『舞踏会の手帖』=衛紀生
『POOL SIDE』=林あまり
『NAME TOKOYAMA』=斎藤偕子
金杉忠男 略年譜

第3回AICT演劇評論賞/シアターアーツ賞・発表
第3回AICT演劇評論賞選考経過・選評
第3回AICT演劇評論賞受賞のことば=長谷部浩
  
[お問い合わせ先]
晩成書房
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-1-16
シエルブルー猿楽町ビル1F
E-mail