シアターアーツ 1997-I
  特集 フェミニズムと演劇

ISBN

4-89380-198-8
978-4-89380-198-2

AICT日本センター

定価

1,748円
[特集]フェミニズムと演劇
[座談会]
ジェンダー、視線、誘惑、そして演技
石井達朗+鍵田いずみ+斉藤綾子+田崎英明+桃田のん+鴻英良(司会)
[評論]
複数性の亀裂フェミニズム的身体の変貎へ向けて=とちぎあきら
家族劇の終焉とフェミニズム=水田宗子
ポルノグラフィーの新しい政治学反ポルノ・フェミニズム批判/ポスト・フェミニズム・ポルノの挑戦=浜名恵美
WOWカフェとその周辺=大竹秀子
舞台の上の「無意識のセクシズム」=畑律江
魅する力『常陸坊海尊』の女たち=松岡和子
身体へのまなざしフェミニスト・パフォーマンスにおける苦痛・実践・快楽=ジーニー・フォルティ 訳=川水美穂子
演技のアドレス(語りかけの構え)「西洋」という歴史的構築体をめぐって=酒井直樹
[インタヴュー]
女性劇作家に聞く 聞き手・構成=外岡尚美
如月小春 柔らかなフェミニズムを目指して
岸田理生 無名の女性たちへ向けて

[報告]
闇の底で声を見る生誕90周年のベケット=岡室美奈子
問われる批評の強度AICT第14回世界会議立木あき子
[劇評]
「世界最大のデパート」での演劇と文化─劇団3○○と第三エロチカの公演から=ピーター・エカソール 訳=内野儀
たまたまそこが京都だった─松田正隆と時空劇場の過程=荻野達也
透明な笑いナイロン100℃『下北沢ビートニクス』ほか=カツラ珪
バレエの限界と舞踏の可能性=古沢俊美
[エッセイ]
パフォーマンス『自画像1996』の周辺=イトー・ターリ
しぶとい人のしぶとい戯曲=佐川一政
第1回シアターアーツ賞
佳作 『演劇ゲーム』の地平=猪俣哲史
佳作 ポストモダニズムを射抜くミックスド・メディア・シアター=北野圭介
[連載]
世界の演劇人 5 林兆華とのインタヴュー 聞き手・構成=瀬戸宏
演劇季評 関節のはずれた時代=西堂行人
ダンス季評 欲望と内輪再びダンスワールドについて=尼ヶ崎彬
関西時評 偽りの物語からの帰還者たち199Q太陽族『ここからは遠い国』=九鬼葉子
書評 不可視のビジョン─多田富雄『生命の意味論』を読む=可能涼介

[戯曲]
欲望の恒常的状態
カレン・フィンレー 訳=渡辺佐智江
  
[お問い合わせ先]
晩成書房
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-1-16
シエルブルー猿楽町ビル1F
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