動く見つける創る
インプロ
ワークショップの進め方
  ─ファシリテーターの考えること

ISBN

978-4-89380-468-6
絹川友梨

定価

2,000円
初版
2017年1月31日
ワークショップのファシリテートに定評のある著者が、ノウハウを全公開!

インプロだけでなく、さまざまな分野でのワークショップや、教室のファシリテーターとしての教育関係者にもおおいに役立つ、実践のためのファシリテーター必携書。

本書は、ワークショップのファシリテーターをやってみたい方/やっているけれど上手くいかずに悩んでいる方/さらにスキルアップしたい方を対象に、インプロを応用したワークショップの実践記録とファシリテーターの「秘密技」を公開し、ファシリテーションのHOWに応えようとしたものです。
(中略)
このHOWをどのように抽出して文章化するか。これが本書の大きな課題でした。表面的なワークショップの構造や理論的背景ではなく、「生身の参加者」に対してどのように関わったら効果的なのかという「テクニック」であり「対処方法」つまり熟達したファシリテーターの「秘技」とも言えましょう。しかし熟達したファシリテーターやワークショップの指導者は、なかなかその「秘技」を披露してくれません。それを教えてしまったら、自分の食い扶持がなくなるかもしれませんから、それは当たり前のことです。そこで僭越ながら、絹川の実践をたたき台に、ファシリテーターがワークショップ中に「決して参加者には言わないけれど、工夫している点」を包み隠さず書き記すことにしました。
私としては、大事な商売道具の種明かしとなりますので(マジシャンが手品のネタを明かすのと同じように)、この先商売をやっていけるのかどうかちょっと心配になりますが(苦笑)、一般的に行なわれているファシリテーションやインプロを応用したワークショップの質向上を考えると、そんなセコイことは言っていられないなと思っています。「あとがき」より

もくじ

はじめに

1 インプロ ワークショップの実際
─ワークショップ記録 & ファシリテーターのための詳細解説

〈自分らしくイキイキと! インプロ・ワークショップ〉
●──まずは自己紹介
●──インプロとは
●──二人組でストレッチ
●1─自分から発信=オファーをする
●2─アクセプトする─カラダとココロ
●3─トラストできる関係づくり
●4─想像力に間違いはない!
●──『21』─そして振り返り

2 ファシリテーターのための25のコラム

01─ワークショップの三つの良さ
02─俳優もアーティストだ!
03─ファシリテーターの の心得
04─目はごまかせない─アイコンタクトの意味 
05─どう始める?
06─フロー体験を引き起こすには?
07─サイドコーチ? アドバイスはオンタイムで
08─「ルール」があるからクリエイティブになれる
09─フィードバックの意味─内省・分かち合い・相互学習
10─意識の3レベル
11─ファシリテーターのテンションってどのくらい?
12─「楽しもう」を押し付けないで!
13─共感的ファシリテートとは?
14─「好奇心」で老化予防!
15─迷いの魔力にご注意
16─「ははは!」? 笑いって深い。
17─「失敗したくない」が足をひっぱる
18─心が動くから、表現が生まれる
19─劣等感もたまにはいい
20─「想像力」は誰にでもある
21─マニュアルは頭でっかち!
22─感情のストレッチをしよう!
23─「ひらめき」を信じて
24─まずは自分に「イエス・アンド」しよう
25─「イエス・アンド」はカフェオレ

3 実り豊かなワークショップのために
──インプロとワークショップについて考えておきたいこと──

インタラクティブな関係作りのために──どうやって相手の「やる気」を引き出せるか?
インプロと創造性
インプロにまつわる違和感
社会貢献としてのインプロ
実践家が学校に行くということ〜──「演劇」×「実践家」×「学校教育」=「?」

あとがき

絹川友梨(きぬがわ・ゆり)

玉川大学文学部芸術学科演劇専攻中退、玉川大学教育学部教育学科卒業、オークランド大学院芸術学科修士課程卒業(首席)。東京大学大学院学際情報学府博士課程所属。
インプロ・ワークス株式会社代表取締役。
インプロヴァイザー。俳優。ワークショップファシリテーター。
劇団遊◎機械全自動シアターで、飯島由美として数々の舞台に出演。退団後、俳優として、舞台・TV・映画など、国内外で活躍中。主演映画「メモリーアンド・ディザイアー」(日本未公開)で、ストックホルム国際映画祭にて主演女優賞受賞。ニュージーランドにてベスト外国人パフォーマー賞受賞。
1994年にインプロに出会い、1996年、日本にインプロを紹介するために「インプロ★ワークス」を設立。大人から子どもまで、俳優志望者のインプロ・ワークから仲間づくり、コミュニケーションのレッスンまで、幅広い枠での即興・表現ワークショップを国内外で行っている。
玉川大学非常勤講師、桜美林大学非常勤講師などをつとめる。
著書に『インプロゲーム─身体表現の即興ワークショップ』(晩成書房)、『気持ちが伝わる声の出し方』(角川書店)、共訳書に『ザ・オーディション』(フィルムアート社)などがある。

  
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