先駆者の道
  現代人形劇の開拓者・川尻泰司

ISBN

978-4-89380-387-0

曽根喜一

定価

2,000円
初版
2009年8月15日
人形劇団プーク創立80周年の夏に贈る川尻泰司の仕事と人──その全て。
人形劇人・川尻泰司(1914〜1994年)は、劇作・美術・演出にわたって活躍し、創造の中心として人形劇団プークを率いるとともに、人形劇関係の評論や著作も数多く発表し、人形劇運動や国際活動の面でも常に時代を切り拓き続けた。制作者として川尻泰司とともに歩み続けた著者が、人形劇創造、人形劇運動・国際活動、評論・著作などの視点から現代人形劇の開拓者・川尻泰司の仕事の意義を明らかにするとともに、人間・川尻泰司の実像を紹介する。

【目次】から

序論 プーク設立から
  戦後再建に至るまでの歩み
1 人形劇の戯曲、美術、演出の業績
2 人形劇運動における業績
3 国際活動における功績
4 人形劇の評論及び理論活動について
5 芸術監督・劇団運営における実像

 曽根喜一(そね・きいち)

人形劇団プーク功労劇団員。
1929年群馬県伊勢崎市生まれ。旧制中学4年まで中国東北部で育つ。1949年プーク第2期研究所研究生。1950年劇団員に。1951年劇団人形クラブ。52年劇団人形座へ。 1963年人形座解散。1965年人形劇団プーク再入団。
以後
(有)劇団プーク制作部長、(有)劇団プーク代表取締役、(有)プーク人形劇場代表取締役を歴任。日本新劇団協議会((社)日本劇団協議会)理事及び監事、児演協(日本児童青少年演劇劇団協同組合)幹事、日本人形劇人協会常任理事を歴任。日本ウニマ(国際人形劇連盟日本センター)功労会員。
著書に『戦後人形劇風雲録』晩成書房、『戦後人形劇を考える』光陽出版社、共編著『戦後人形劇史の証言』一声社ほか。
  
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