東の風が吹くとき
新刊
東の風が吹くとき 原発事故三部作
  高木 達 戯曲集

ISBN

978-4-89380-500-3

高木 達

定価

2,200円
初版
2021年2月20日

地元・福島の実感に根ざしたドキュメント・ドラマ。
福島・いわき市在住の作者が10年の歳月をかけて書き上げた、
地元の言葉と生活実感に根ざした劇でつづる福島と原発の年代記。
いわき公演・東京公演で注目を集めた2作と、
コロナ禍で未上演の新作を収載。

東の風が吹くとき

原発事故直後、福島第一原発から
45km北西の農村で──

上演●いわき演劇の会+いわきアリオス共同企画
▼いわき公演──2013年8月/いわき芸術文化交流館アリオス
▼東京公演──2013年9月/東京芸術劇場

愛と死を抱きしめて

避難指示解除準備区域の農家で──
1960年代後半のできごとと現在。

上演●いわき演劇プロジェクト主催/チームスマイル・いわきPIT共催
▼いわき公演──2015年 月/2017年8月再演/チームスマイル・いわきPIT
▼東京公演──2017年9月/全労済ホール/スペース・ゼロ

でんでら野仮設診療所日記

事故6年後。帰還指示区域解除による住民の帰還で
閉鎖が決まった仮設住宅の診療所で──

▼2020年
コロナ禍により未上演──

解説 劇でつづる福島の年代記=内田洋一
 この「原発事故三部作」は、福島県いわき市に住む作者が十年の歳月をかけ書きあげた瞠目すべき労作である。福島の原発事故を題材とした戯曲には(中略)多くの例があるが、現地に密着し、土地の言葉と生活実感に根ざす作を書きつづけたのは一人、高木達だけである。(中略。三部作は、)原発事故を中心においた福島の年代記といえる。(略)
 この作者はつねに闇の中の光として、生命の力を見いだそうとする。暗部をえぐることが郷土への讃歌へと転じるのだ。この三部作の魅力はそこにある。
あとがき
上演記録


 高木 達 (たかぎ・とおる)

1950年福島県いわき市生。
磐城高校、明治大学卒。
劇団青年座文芸部入団。演出家、放送作家を経て現在に至る。
原発事故後、故郷の久之浜町に転居。原発事故三部作、創作現代オペラ三部作を執筆。日本演劇協会会員。チームスマイルいわきPIT劇場監督。

  
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