会うための別れ
  ─過士行短編小説

ISBN

978-489380-471-6
菱沼彬晁

企画・編集

日中演劇交流 話劇人社

定価

2,000円
初版
2016年10月10日
文革と現代社会─人生の不条理な悲喜劇を紡ぎだすメルヘン。中国演劇界異能の劇作家・過士行、初めての短編小説集。

文革期、多くの都会の若者が、辺境の「生産建設兵団」へ赴いた。
文革は、終結に向かい、「知識青年」たちは次々に都会へ戻って行く。
だが、現地で結婚したカップルは規制があって帰れない。
そこで、偽装結婚して都会へ帰ろうとするのだが、
妻に双子の妹がいたことで、話は複雑なことに……。
表題作『会うための別れ』ほか、現実にねざしつつ人生の虚と実、現実と幻想の境界に成り立つ8作品。

私の小説─序にかえて 過士行

話せるものなら
真夜中のカウボーイ
熱いアイス・キャンディー
会うための別れ
傷心しゃぶしゃぶ
心の薬
ご本人様ですか?
スマート殺人

解説 飯塚 容
  
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