劇のある教室を求めて

ISBN

4-938180-92-8
978-4-938180-92-8

大隅真一

定価

1,600円
初版
1987年8月10日
子どもたちに読む、話す、からだで表現することの楽しさを学ばせた貴重な実践記録。
日常の学校生活の中で、無理なく演劇教育を進め、学級をいきいきと育てるための具体的な方法を提示する。

【もくじ】より

一、子どもを見る目が変わった演劇教育
1よだかは逃げたのではない
からだを通して発見したこと
演劇活動特有の認識とは
2行動の再現
佐藤健次郎さんの実践に学ぶ
行動の再現と創造──ドラマ
3教育はコミュニケーションである
子どもを見る目が変わる
他人を通して自分を見る

ニ、学級の生活をつくる
1そのことを、なぜ問題にするのか
サークル通信『岬』提起
人間を、生活をとり戻すということ
2生活ごよみをつくる
「学級の生活をつくる」五のポイント
木下恵子さんの「生活ごよみ」プラン
木下さんの実践
3家庭の年中行事をみなおす
わが家の生活ごよみ
子どもの生活ごよみ

三、学級で劇の発表会をやる
1ことのはじまり
全員が活躍する学級学芸会
舞台の表も裏も体験する
2授業のなかに組みこんで
この時間は劇の授業です
3演劇教育の日常的な実践として
課題をもった発表会に
トラブルを克服してすすむ
発表会は子どもたちの手で
劇を通して見えてくるもの(親の意見)
劇を通して見えてくるもの(子どもの意見)
4演劇教育の日常的な実践への提言
実践的な課題にならなかったエチュード方式
「発表会方式」を日常的活動として

四、読み方の指導と朗読
1演劇教育との接点で国語の授業を考える
国語科の授業のなかで
声に出す読み方の指導
2「モチモチの木」の授業
朗読の指導
3朗読「ふき」の上演のこと
朗読を構成劇に

五、戯曲を読む
1子どもたちに、戯曲を読ませたい
戯曲を読むねらい
2戯曲を読む学習活動その一
『三つの小さい劇』(五年生)の授業
3戯曲を読む学習活動そのニ
『桃太郎』(五年生)の授業
『火』(六年生)の授業

六、構成劇『わたしたちの歴史』のこと
全員を出演させてやりたい
学年全体で構成劇にとりくむ
構成劇創作の問題点
脚本『わたしたちの歴史』
  
[お問い合わせ先]
晩成書房
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-1-16
シエルブルー猿楽町ビル1F
E-mail